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テド4小話
2009.10.28 (Wed) | Category : 小話
今度はテド4で小話。
以前書いた話が自分的に良い出来だったので、それが消えた後けっこうショックだったみたいです(笑)
同じものは書けないと分かっていても、書こうとするといつも消えた話をなぞろうとするのがいい証拠。
もういい加減、振り切らないとね。
と言う事で!
消えた話とはまったく違う話ですよん。
読んでくださる方は「つづきはこちら」からどうぞ^^
*****
「お前さ、いつもまんじゅう食ってるよな」
波に揺られながら、風にそよぎながら、おいしそうに手元のまんじゅうにかぶりつくラズロ。
いつも何を考えているのかわからない表情でいる事が多いのに、今は一目で分かるほど嬉々とした表情をしていた。
「おいしい、よ」
口の端にあんこをつけながら首を傾げるその姿。
俺はため息をついて手を伸ばす。
「お前は子供か・・・」
拭い取ったあんこをどうするかとしばし悩んでいると、不意に生暖かい感触が触れて驚く。
「おっ・・・!」
舌を伸ばし、指に付いたあんこ舐めとるラズロ。
その生々しい感触に俺は目を見開いた。
「・・・・・・・・・・・ぃ、食い意地が汚いにも程があるだろう・・・」
何とか搾り出した言葉。
けれどラズロは意味が分かっていないのかまたもや首を傾げるばかりだ。
「あんこ。俺のだし」
「だからっ・・・・・・」
それが食い意地が汚いっていっているんだ!と続けようとしたが、あまりにも純粋な目をするもんだから、とうとう俺は諦めた。
「・・・ソウデスネ」
「うん」
またも食べる事に集中するラズロ。
「俺にはお前が、自分の命を削ってまで紋章を使う奴には見えないよ」
ぼそりと呟く。
あの、絶対的な禍々しい力。
それをみんなのためならば使う事を躊躇わないその潔さ。
今のこの間抜けな顔でまんじゅうをほお張る奴と同一人物なんて思えなかった。
「・・・俺には、それしかできないから」
ふいに呟かれた言葉。
「本気で言っているのか?」
おれがむっとする事でもないのになぜか腹が立って言葉がきつくなる。
だが、ラズロは気にした様子もなくまた一口まんじゅうを口にした。
「・・・・・・・・・・・」
「・・・・・・・・・・・」
お互い揃って黙り込む。
潮騒の音と、甲板で騒ぐ数人の仲間たちの声が耳に届いた。
「俺にできる事は、少ししかないんだ。あんな風に、みんなが笑っていてくれるのなら、俺は・・・力を使うよ」
あまり多くを語らないラズロにしては珍しく、続けられた言葉。
「できたら、テッドにも笑っていてほしいんだけど、ね」
そうして続けられた言葉に目を瞬く。
次いでふんわりと浮かべられた笑みに息を呑んだ。
どくどくと心臓が騒ぐ。
命を懸けて使う力の理由の中に、自分もまた入っているのだと思ったら妙にくすぐったい気持ちになった。
けれど。
「お前の命を守ってくれるのは誰なんだ」
思わず出てきた言葉に、ラズロは少し困ったように笑う。
ただ、それだけだった。
*****
なんだこの話^^;
書きたかったのは、あんこのついた指を4さまがいやらしく舐めるところでした(笑)
短い上に、意味不明で申し訳ありません。
ちょっと切ない4様になっちゃいましたね^^;
次は幸せにしたい~。
「お前さ、いつもまんじゅう食ってるよな」
波に揺られながら、風にそよぎながら、おいしそうに手元のまんじゅうにかぶりつくラズロ。
いつも何を考えているのかわからない表情でいる事が多いのに、今は一目で分かるほど嬉々とした表情をしていた。
「おいしい、よ」
口の端にあんこをつけながら首を傾げるその姿。
俺はため息をついて手を伸ばす。
「お前は子供か・・・」
拭い取ったあんこをどうするかとしばし悩んでいると、不意に生暖かい感触が触れて驚く。
「おっ・・・!」
舌を伸ばし、指に付いたあんこ舐めとるラズロ。
その生々しい感触に俺は目を見開いた。
「・・・・・・・・・・・ぃ、食い意地が汚いにも程があるだろう・・・」
何とか搾り出した言葉。
けれどラズロは意味が分かっていないのかまたもや首を傾げるばかりだ。
「あんこ。俺のだし」
「だからっ・・・・・・」
それが食い意地が汚いっていっているんだ!と続けようとしたが、あまりにも純粋な目をするもんだから、とうとう俺は諦めた。
「・・・ソウデスネ」
「うん」
またも食べる事に集中するラズロ。
「俺にはお前が、自分の命を削ってまで紋章を使う奴には見えないよ」
ぼそりと呟く。
あの、絶対的な禍々しい力。
それをみんなのためならば使う事を躊躇わないその潔さ。
今のこの間抜けな顔でまんじゅうをほお張る奴と同一人物なんて思えなかった。
「・・・俺には、それしかできないから」
ふいに呟かれた言葉。
「本気で言っているのか?」
おれがむっとする事でもないのになぜか腹が立って言葉がきつくなる。
だが、ラズロは気にした様子もなくまた一口まんじゅうを口にした。
「・・・・・・・・・・・」
「・・・・・・・・・・・」
お互い揃って黙り込む。
潮騒の音と、甲板で騒ぐ数人の仲間たちの声が耳に届いた。
「俺にできる事は、少ししかないんだ。あんな風に、みんなが笑っていてくれるのなら、俺は・・・力を使うよ」
あまり多くを語らないラズロにしては珍しく、続けられた言葉。
「できたら、テッドにも笑っていてほしいんだけど、ね」
そうして続けられた言葉に目を瞬く。
次いでふんわりと浮かべられた笑みに息を呑んだ。
どくどくと心臓が騒ぐ。
命を懸けて使う力の理由の中に、自分もまた入っているのだと思ったら妙にくすぐったい気持ちになった。
けれど。
「お前の命を守ってくれるのは誰なんだ」
思わず出てきた言葉に、ラズロは少し困ったように笑う。
ただ、それだけだった。
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なんだこの話^^;
書きたかったのは、あんこのついた指を4さまがいやらしく舐めるところでした(笑)
短い上に、意味不明で申し訳ありません。
ちょっと切ない4様になっちゃいましたね^^;
次は幸せにしたい~。
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